AIに「やらせる」のではなく、AIの提案を「安全に実行する」
ChatGPTやClaude、Geminiなどの生成AIは、文章を作ったり、提案を出したりすることは得意です。しかし「実際にパソコンの中のファイルを動かす」「印刷する」「外部に送る」といった作業まで任せてしまうと、思わぬ失敗や、取り返しのつかない操作につながる危険があります。
AGENT構想は、AGORAが将来的に持つ予定の、AIとパソコンの間に立つ「安全実行の仕組み」です。AIがその場の判断で勝手にパソコンを操作するのではなく、AGORAが許可した範囲の作業だけを、人が確認したうえで実行する——という順序を徹底します。
競争力は「AIの賢さ」ではなく「実行の確実性」
裏側で使うAI(ChatGPT・Claude・Gemini等)は、将来どのサービスを使っても性能の差は小さくなっていくと考えています。だからこそAGORAが目指す価値は、AIそのものの賢さではなく、「確実に実行できる」「失敗してもバックアップから元に戻せる」「誰が何を行ったかを後から追跡できる」という、実行の安心感の部分です。
作業の影響度に応じて、確認の重さを変える
すべての作業を同じ重さで確認していると、簡単な作業まで毎回止まってしまい使いづらくなります。AGENT構想では、作業がもたらす影響の大きさに応じて、確認の厳しさやバックアップの有無を段階的に変える設計を考えています。
- 影響が小さい作業(フォルダ作成・PDF生成・ファイルのコピーなど)は、簡単な確認で進められるようにする
- 影響が残る作業(ファイルの移動・上書き保存・印刷の実行など)は、毎回の確認とバックアップを必須にする
- 影響が大きい作業(外部への一括送信・個人情報を含むデータの取り扱いなど)は、団体管理者の承認を推奨し、原則として元に戻せない操作として厳重に扱う
利用者の立場によって、できることの範囲を変える
一般の利用者と、団体の管理者とでは、任せてよい作業の範囲も異なります。一般利用者には影響の小さい作業のみを開放し、外部アプリの自動操作や一括処理のような踏み込んだ作業は、団体管理者がパスワードの再確認等を行った上でのみ許可する、といった段階的な権限設計を想定しています。
最終的な責任は、常に人にあります
AGENT構想は「全部AIに任せて人は何もしない」という仕組みではありません。実行前に何をするかを表示し、重要な操作は必ず確認を求め、操作の記録を残し、必要であれば元の状態に戻せるようにする——AIに実行させながらも、判断と責任の所在は常に利用者・団体側に残るように設計します。
AGORA紹介ページもあわせてご覧ください。AGENT構想は、AGORA全体の中の「将来的な実行の仕組み」にあたる部分です。