つながり・団体連携の考え方

AGORAは「団体」を起点にしたシステムではなく、「人」を起点にしたシステムです。人と人、団体と団体が関わるときも、個人情報を渡さずにつながれることを大切にしています。

🤝 個人同士の「つながり」

同じ団体の活動で知り合った人と、個人としてもつながっておきたい——そんな時のための仕組みです。「友達の数」を競うSNSとは違い、自分が選んだ相手とだけ、自分が選んだ範囲でつながります。

つながりを結んだだけでは、連絡・メンション・予定の提案などは何もできません。「個人連絡を送る」「予定候補を提案する」「ファイル共有を依頼する」など、相手ごと・機能ごとに、双方が個別に許可して初めて使えるようになります(既定はすべてオフ)。相手についての私的なメモ・ラベルは、AGORAのデータベースではなく、あなた自身のGoogleドライブに保存されるため、相手には一切見えません。

まだAGORAを使っていない相手や、同じ団体に所属していない相手も、期限付き・取消可能なQRコード・リンクで招待できます。

🏢 団体同士の連携

上位団体とのやり取りや、他団体との共同イベントなど、団体同士が関わる場面は数多くあります。AGORAでは、団体同士の関係を「関係性ラベル」(協力・連携・監督など)として記録できますが、ラベルを結んだからといって、相手の団体に会員名簿が丸ごと見えるようになるわけではありません。

「連携している団体になら見える」という公開範囲(第5章・公開レベルLv3)は、本人または団体が個別に選んだ場合にだけ働くオプトイン方式です。既定では、団体をまたいで個人の情報が自動的に見えることはありません。

子団体を持つ団体では、会費状況・イベント予定・回覧板の一括配信といった「情報共有」の範囲を自分たちで設定でき、対等な団体同士が緩やかにまとまる「連合」という関わり方にも対応しています。

🔒 なぜこの設計にしているか

自治会・NPO・PTAのような団体では、「連携するために、電話番号や住所を丸ごと相手に渡す」ことが当たり前になりがちです。しかしそれは、渡した情報がその先でどう扱われるか分からなくなる、という不安と隣り合わせでもあります。

AGORAは、「つながる」ことと「個人情報を渡す」ことを、意図的に切り離して設計しています。連絡先は本人のGoogleアカウント側にポインタだけを持つか、AGORA内で暗号化して預かる方式のいずれかで管理され、平文のまま第三者に渡ることはありません。詳しくは個人情報の扱い方についてのページもご覧ください。

現状の実装範囲:個人同士のつながり・団体間の関係性ラベル・公開レベルによる閲覧制御は、いずれもシステムの内部で実際に動いています。一方で、電話・SMS等を使って実際に外部へ連絡を送る機能そのものは、まだ開発中です。